絵本のある暮らし**絵本のある☆小さなしあわせ

今日の絵本 no.56

<span style=目をつむるのよ、ぼうや" border="0">目をつむるのよ、ぼうや
(2002/12)
ケイト バンクス

ゲオルグ ハレンスレーベン

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今日の絵本は、
ケイト バンクスさん・文 ゲオルグ ハレンスレーベン・絵の

目をつむるのよ、ぼうや」になります。

文を書いているケイト バンクスさんはアメリカ生まれ。
本好きな両親の影響をうけて、幼い頃からに絵本に親しまれたようです。
ボストン近郊のウェルズリー・カレッジを経て、コロンビア大学で歴史を学び、
卒業後は、ニューヨークの出版社に勤務。
その後、ヨーロッパ、ローマに移り住む。
8年間住んだローマでゲオルグ・ハレンスレーベンと出会い、
おつきさまはきっと」「Baboon」など多くの作品を生み出します。
現在は夫と2人の息子とともに南フランスで暮らしているそうです。

絵を描いているゲオルグ・ハレンスレーベンさんは、
1958年ドイツのヴッパタール生まれ。
幼いころから水彩画を手がけ、画家として活躍。
1977年に画家としてスイス・チューリッヒのギャラリーにて初の個展を開催。
以降、意欲的に個展を開催されてます。
大学卒業後はローマに住み、ケイト バンクスさんと出会い、
児童書の仕事をはじめます。
おつきさまはきっと」でホーンブック98年最優秀賞を受賞されます。
フランス・パリで装丁の仕事をする今のご夫人 アン・グットマンと出会い結婚。
以前にも紹介しました、「リサとガスパール」シリーズを出版します。
現在は、フランス・パリにアンと娘のサロメと一緒に3人で暮らしていいるそうです。

さて、今日ご紹介する絵本の主人公は、可愛いとらのぼうや
このぼういや。どうやらねむりたくないようです。

とらのかあさんが言います。

目をつむるのよ、ぼうや。もう、おやすみのじかんでしょ

けれど、とらのぼうやは、

目をつむったりしたら、空がみえなくなるもン
目をつむったりしたら、木だってみえなくなるもン
青いとりだってみえなくなるもン

と言って、目をつむろうとしません。
かあさんのとらは、そんなとらのぼうやの言う事を、
ひとつひとつ優しく受け答えをして、
ぼうやの頭の中のをやんわりと広げて行ってあげながら、
とらのぼうやを眠りへと誘います。

空が見えなくなるどころか…

それどころか、空のね、雲のあいだにうかんでて
 夜になったら、お月さまがだっこしてくださるかもよ


木が見えなくなるどころか…

見えなくなるどころか、木なんかいっぱいみえるわ。
 そこで かくれんぼもできるのよ。
 夜になるまで、たっぷりと……


青い鳥がみられなくなるどころか…

目をつむったらね、どんないろのとりだってみえるの。
 おまけに おまえもとべるかもよ……


どれも、とても愛情のこもった優しい言葉ですよね。

いつも、子供時間子供目線で夢の中に連れていってあげる余裕がなく、
ついつい子供の対して、
「もう遅いからねなさい!」と、現実的になってしまいがちなので、
この絵本を読んで、こんなやさしいかあさんになりたいものだと、
ちょっぴり日々のかあさん役の自分に反省しちゃいました。

うちの子は5歳になってから読み聞かせました。









今日の絵本 no.55

ぐるんぱのようちえん (こどものとも傑作集)ぐるんぱのようちえん (こどものとも傑作集)
(1966/12)
西内 ミナミ堀内 誠一

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今日ご紹介する絵本は、
西内ミナミ・作 堀内 誠一さん・絵の
ぐるんぱのようちえん」になります。

文を担当している、西内ミナミさんは1938年京都生まれ。
東京女子大学卒業後。
在学中より児童文学創作を志しますが、
広告会社にコピーライターとして約10年勤務。
堀内誠一氏のすすめにより、処女作の絵本「ぐるんぱのようちえん」を書きます。

絵を担当している、堀内誠一さんは1932年12月20日東京都生まれ。
日本大学付属第一商業高等学校中退。
平凡出版(現マガジンハウス)の雑誌
「アンアン」「ポパイ」「ブルータス」「オリーブ」の
エディトリアルデザイナーとして活躍。
これらの有名な雑誌のロゴを手がけたかたでもいらっしゃいます。 
グラフィックデザイナー、エディトリアルデザイナー、絵本作家…と、
多方面での活躍をなさったお方です。

今日ご紹介する絵本の主人公は、ぞうの「ぐるんぱ

この、ぐるんぱ。
はじめは、ひとりぼっちでとても汚れたぞうでした。

見るに見かねた森の仲間は、ぐるんぱの再生を図ります。
見事に綺麗になったぐるんぱは、
新たな人生の出発に仕事をはじめます。

ビスケット屋さんでは、大きなビスケットを作り。
お皿作りやさんでも、誰も使う事が出来ないほど大きなお皿を作り。
靴屋さんでも、誰も履く事の出来ないほどの大きな靴を作り。
ピアノ工場…誰もひくことが出来ないほどの大きなピアノを作り。
自動車工場では、運転席から前が見えないほどの大きな車を作ります。
そして、雇い主は口を揃えてこう言います。

もう、けっこう

大きすぎるものしがつくらないぐるんぱを、どこも追い出してしまいます。
最後にぐるんぱは、つくったもの全てを大きな車に載せて何処へ…。

でも、最後にこんなぐるんぱんの作ったものが、役に立つ場所を見つけます。

めちゃめちゃ必要とされる場所を…

ずっと、ひとりぼっちだったぐるんぱが、
安住の地を見つけたとでもいいましょうか…。

どこに行っても役に立たない…。
そんな、ジレンマのようなものと向かいあって、
それでも、探し続けたぐるんぱの勝利とでもいいましょうか…。

探し続ける事が重要。
探し続ければ、いつかは見つかる。
自分を必要としてくれる場所が…。


そんなことを、子供たちにそっと教えてくれてくれる絵本です。


うちの子は、5歳の時に読みきかせました。


今日の絵本 no.54

ぶかぶかティッチ (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本)ぶかぶかティッチ (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本)
(1984/01)
パット ハッチンス

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今日ご紹介する絵本は、パット・ハッチンスさんの、
ぶかぶかティッチ」になります。

パット・ハッチンスさんの絵本を紹介するのは、これで4冊目になります。
いたずらかいじゅうはどこ? ヒギンスさんととけいロージーのおさんぽ

娘も私も彼女の作品が大好きなので、
ついつい手が出てしまう絵本なのです。
好きな作家さんの作品は、
読む前から、なんとなく親しみ深い感じがするので、
安心して読む事が出来るのが良いですよね。

今日の作品は、1975年にでた「ティッチ」の続編ですね。
ちょっと成長したティッチのお話です。

小さかったティッチも少しずつ成長して、
ティッチのズボンが小さくなり、
ティッチのセーターが小さくなります。

すると、にいさんのビート
ぼくの ふるいのを あげるよ。
 ぼくには ちいさすぎるんだ
」とズボンをくれて、

ねえさんのメアリは、
あたしの ふるい セーターを
 あげるわ。あたしには ちいさすぎるの
」とセーターをくれます。

でも、どれも…
だけど、これ、まだ ぼくには ちょっと おおきいや」と、
ティッチはいいます。

けれど、にいさんのビートもねえさんのメアリも
同じ事を言います。
でも、すぐに ちょうどよくなるわよ」と…。

そして、ティッチの靴下が小さくなったとき…。

ビートとメアリは口をそろえてこう言います。
この、ふるい くつした あげる。 
 ちいさくて、はけないから
」と…。

すると、ティッチはこう言います。
それで、その くつしたが、 みな すぐ、
 ぼくに ちょうどよくなるって いうんだろ?
」と…(笑)

さすが、末っ子ティッチ
自分の立場が良くわかっていらっしゃる。

下に生まれた子のですね。おさがりは…

ティッチは見事に、

ぶかぶかのセーター
ぶかぶかのズボン
ぶかぶかの靴下を履く事に。

見るに見かねたママは、
ティッチに新しいセーターとズボンと靴下を買う事を提案してくれます。

我慢したかいがあってティッチは、
できたて ほやほやの セーターとズボンとくつした
を手に入れることができます。

そして…。小さくなったティッチのセーターとズボンと靴下の行方はと言うと…。

そら、ぼくの ふるい ずぼんを …あげる。
 それから セーターと、
 くつしたも。
 ぼくには、とても ちいさいんだ!


ティッチの顔は…ちょっとお兄さん

この絵本の大半のページは、同じ部屋が同じ角度で見た様子が描かれているのですが、
窓の外の風景や、部屋の片隅のプランターなどが、
ページを捲るごとに、時間の経過を想像させてくれます。

前のページと次のページの何処かが違います!と、
クイズ形式で絵の変化を娘と楽しめました。

うちの子は、4歳から読み聞かせました。





今日の絵本 no.53

きんぎょが にげた (福音館の幼児絵本)きんぎょが にげた (福音館の幼児絵本)
(2000)
五味 太郎

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今日のご紹介する絵本は、五味太郎さんの
きんぎょがにげた」です。

この作品、知らない人がいる?と思うぐらい、
本屋さんには必ずある絵本の一冊ですよね。
可愛いピンク色の金魚が、たまらなく可愛い。

作者、五味太郎さんは1945年東京生まれ。
桑沢デザイン研究所ID科を卒業。
工業デザイン、グラフィック・エディトリアルデザインなどのデザイナーを経て、
1973年5月初版「みち」で絵本作家としてデビュー。

出版された本はざっと400冊以上。
一言で400冊と言いますが…めちゃめちゃ膨大な作品数です。

エッセイなども書かれています。
かなり多才で、服飾デザインなどもされたことがあるようです。

軽快な語り口が癖になってしまい、私も何冊かエッセイを読ませていただきました。
中でも「絵本をつくる」はなかなか楽しかったです。
仕事場の写真なんかも載っているのですが、
とても、綺麗で整理整頓されたアトリエで、
コンクリート打ちっぱなしの壁に、
五味さんのメモが綺麗に並んで貼られていたりします。
几帳面さが伝わってくるアトリエです。

絵本作家のアトリエと言うよりも、
建築設計士やグラフィックデザイナーなんかが使っているような
大人の為に発想を繰り広げる場のような感じがしたのですが…。
ここで絵本が作られていると思うと、ちょっと面白い(笑)

五味さんはいつも黒のTシャツ姿(ピタっと系)のイメージが強いですねぇ。
仕事のできるおじさま☆的な風貌が素敵です!

さて、今日の絵本のあらすじですが…。

主人公とでも言うのでしょうか…?
いや…やっぱり主人公なのですよね。
ピンク色した「きんぎょ
このきんぎょが、本日の主人公。

このきんぎょ。
金魚鉢からぴょ〜んと逃げちゃいます。
そして、いろいろなところに隠れてしまうのです。
おもちゃのなかや、へやのなか。
キャンディーボックスのなか…など、
ページを捲るたびに、いろいろなところに紛れ込んでいるきんぎょがいます。
そのきんぎょを

どこにいるかなぁ〜?

と私が尋ねると、

ここ〜!

と嬉しそうに娘が指差したものです。

何度やってもきんぎょの隠れ場所は同じなのに、
娘はまるで、はじめてこのきんぎょの隠れ場所を見つけたかのように、
何度も、何度も自信満々に答えてくれました。

その都度、親も娘の正解を大きく讃えて、

ピンポ〜ン!」と何度もいったものです。

親として、読み甲斐のある一冊です。

うちの子は、0歳のころから読み聞かせていました。









今日の絵本 no.52

よーどん


よーいどん! (ピーマン村の絵本たち)
(1998/09)
中川 ひろたか・文  村上 康成・絵


今日の絵本は、中川ひろたかさん文、村上 康成さん絵の
よーいどん!」です。

文を書かれている中川 ひろたかさんは、1954年埼玉県大宮市生まれ。
1976年から5年間、保育園に保父として勤務をします。
1977年10月には保母資格取得。
なんと!日本では男性初の保母資格取得者なのだそうです。
1987年にみんなのバンド「トラや帽子店」結成し、元リーダーとして活躍。
1995年「さつまのおいも」で絵本作家デビュー。
1998年子どもの歌専門レーベル「ソングレコード」設立。数々のCDを制作。

鎌倉には中川ひろたかさんがオーナーのお店。
絵本カフェ「SONGBOOKCafe」がオープンしています。

絵を描かれている村上康成さんは、1955年岐阜県郡上八幡生まれ。
愛知県立芸術大学・芸術学部・デザイン科中退の後、
出版社、デザイン事務所勤務を経て独立。
1983年初版「ピンク、ぺっこん」で絵本作家デビューをします。
1986年 「ピンクとスノーじいさん」ボローニャ国際児童図書展グラフィック賞受賞。
1988年 「プレゼント」ボローニャ国際児童図書展グラフィック賞受賞。
1989年 「ようこそ森へ」ボローニャ国際児童図書展グラフィック賞受賞。
1991年 「ピンク!パール!」ブラチスラバ世界絵本原画ビエンナーレで金牌受賞。
1997年「森へようこそ」 第48回全国カレンダー展特別部門賞受賞。
2003年「なつのいけ」 第8回日本絵本大賞受賞。

ウクレレを弾き、自然が大好きで、釣りが大好き。
そんな村上さんは、「絵本も描けるウクレレ釣り師」と異名を持つほど。
静岡県の伊豆高原に「村上康成美術館」がオープンしています。

二人とも…もの凄い作家さんです。
そんな、二人が出会って出来たのが、
ピーマン村の絵本シリーズ」になります。

さて、今日のお話ですが、運動会のかけっこのお話。
けれど、ただのかけっこではありません。

白組さん。
赤組さん。

いちについて…よ〜い…
うどん。

園長先生のかけ声からはじまります。

かけっこ。
かけっこ。

いつの間にか、一緒に鶏もかけっこをしています。

こけっこ。こけっこ。

跳び箱を越え、網をくぐり、橋をわたって、
いきなり

ザブ〜ン!

え?海で泳いじゃうの?

不思議な展開の中、
赤組さん。白組さん。
クロール、バタフライ、背泳ぎに平泳ぎ。
それぞれの得意技で海を乗り切ると、
今度は…。

三輪車?

ただのかけっこと思いきや、ちびっ子版、トライアスロン??だったのかぁ。
などと、思っていると…。次には…。

え?今度は縄跳び?

縄跳びの後、子供達は汗を流し流し、最後の難関に挑みます。

表紙の絵から、すでに物語は始まってりる珍しい絵本です。
この、子供達の緊張感が伝わってくる表紙がたまりません。
中川さんのよけいなことは語らない文体に、
村上さんの単純なのに躍動感のある絵と重なって、
物語はスピード感を増していきます。
最後には、子供達の息づかいまで、聞こえてきそうです。

この「ピーマン村のシリーズ」が、うちの娘がめちゃめちゃ大好きで、
毎週幼稚園から絵本を一冊借りて来るのですが。
頻繁にこのシリーズを借りて来ます。

中でも、中川さん似の園長先生?のボケが大好きで、
いつも大笑いしています。
今回は、よ〜い「うどん」の部分で、
ページの隅からひょっこりと顔をだした中川さん似の園長先生は、
うどんの入った丼を持って登場します。
娘は、この箇所になると、
大きな声で、『うどん』と叫びながら大笑い。
園長先生は、このシリーズには欠かすことの出来ない大切なキャラクターです。

絵本大好き「こんにちは絵本作家さん」で、
お二人のインタビューがあります。
とても、素敵なおじさまで、
中川さんが園長先生にそっくり!(笑)素敵ですよ。

うちの子は、4歳のころから読み聞かせています。