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今日の絵本 no.77

しずくのぼうけん (世界傑作絵本シリーズ―ポーランドの絵本)
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今日紹介する絵本は、
マリア・テルリコフスカさんとボフダン・ブテンコさんの

しずくのぼうけん (世界傑作絵本シリーズ―ポーランド絵本)
になります。

まずは、作者紹介です。
文を書かれている マリア・テルリコフスカさんは、
ポーランドの現代作家のひとり。
ただ、残念なことに、
マリア・テルリコフスカさんの詳細がなかなかつかむ事ができず、
今回は、名前をご紹介するのみで…。
近いうちに、あたらし何か情報を得たら、ご紹介しますね。

さて、イラストを描いているボフダン・ブテンコさんは、
1931年2月8日水瓶座ポーランド生まれ。
1955年ワルシャワの学校を卒業。
漫画家、イラストレーター、ポスター・アーティスト、
映画や舞台のデザイナーなど、とても多彩なお方です。
パリ 、 ブラチスラバ 、 ブダペストの個々の展覧会を多数。
また、リミニでのポスターコンクールで銀賞を受賞。
多くのポーランド最高のブックカバーのデザイン賞を受賞。
数々の映画のポスターは、とてもユニークで、素敵なものばかり。
ボフダン・ブテンコ ギャラリーにて見られますよ。


さて、今日の絵本の主人公は、「しずく」(くん?)
しずくは、ある水曜日の日に、
村のおばさんのバケツからぴしゃんと飛び出して旅に出ます。
しずくは、綺麗好き。
汚れたからだを綺麗にするためにクリーニング屋さんへ。
けれど、いつも濡れていなくはいけないしずく。
クリーニングするのはやめて病院へ。
すると、病院ではしずくの汚れの中にいっぱいのばい菌が…。
ぐらぐらと鍋の中で煮立てて、
ばい菌をやっつける。とお医者さんが言います。

「まっぴらよ!」

と思って病院から逃げ出したしずくは水の中へ。
「おぼれる~」

と、思ったしずく。
水から出来たしずくが、水に溺れるなんて、おもしろい発想ですよね。

その後しずくは、溺れはしなかったものの、
蒸発して空に舞い上がって雲になったり。
雨になったり、氷になったり…。
そして、川に流され、水道水に混じり…。
しずくの大冒険は続きます。


この絵本は、しずくが主人公ではありますが。
何と言っても凄いのは、
水とはどういう物なのか…という事を、
幼児にとても分かり易く教えてくれていることですね。

さすが、ロングセラー絵本ですね。

しずくという物は、
水から出来ていて、水は温かくなると蒸発して雲になり、
雲は雨降らす。その雨は実は水からできている。
寒い時には、水は凍りになり、氷は岩をも砕く力を持つ事も教えてくれます。
そして、氷が溶けるて流れついた先は川。
川は町を流れ、それが水道まで繋がっていつという事も教えてくれます。
その蛇口から出る水が、わたしたちの生活に必要だってことを教えてくれる為に、
洗濯機(笑)でしずくはレースと一緒に洗われます。

この、一連のおはなしの中に、
今の時代、子供たちに伝えたい「eco」(エコ)な考えがありますよね。
バケツの中の水も、雨も川も水道水も、
みんな繋がっているんだね。
わたしたち人間が必要不可欠な水を大事にしようね…。
そんな思いが込められている絵本です。

私的には、大人目線として、
冒険家としておばさんのバケツから生まれたしずくは、
ひとりぼっちで旅に出る事にしたのは良いけれど、
はじめの旅先、裏に庭はホコリだらけで汚れてばい菌だらけ。
溺れそうになって、雲になったは良いけれど、
雲は居心地がよいので置いて欲しいと哀願するしずくを、
雨にして地面に落としちゃいます。
落ちた先は、岩の割れ目。
そこからは出られそうもないと思い、絶望に苛まされたしずくは
「このまま死んでしまうのね…。」とかなり落ち込んじゃいます。
けれど、しずくは運良く脱出できて、
また旅にでようと意気込んだしずくでしたが…。
今度は転げ落ちて川の中…。

あ~ついてない。ふんだりけったりな、しずくの旅(笑)

う~ん。しずくの冒険は、人間の一生にも似ているな…。
なんて、思ってもみました。
旅はそんなに甘くはない。
即ち、人生もそんなに甘くはないのよ…。
大人には、そんな教訓をも感じさせてくれる、
深~い絵本でした。

初版は、1965年。
日本での初版は1969年。
共産圏だったポーランドでこんな可愛い絵を描く男のひとがいたのですね(笑)

ポーランドは一度だけ、旧ドイツにあたる町に行った事があります。
そこは、小さな町でしたが、とても街並が美しく、
町中を走る電車などは、ドイツの電車のように、
デザイン性に長けていて、驚いたのを覚えています。

うちの子は、5歳になってから読み聞かせましたが、
4歳からでも十分に楽しんでいただけます。


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