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今日の絵本 no.72

おじいちゃんがおばけになったわけおじいちゃんがおばけになったわけ
(2005/06)
キム・フォップス オーカソン

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今日ご紹介する絵本は、
キム・フォップス オーカソンさん・文 
エヴァ エリクソンさん・絵の

おじいちゃんがおばけになったわけ」になります。

まずは、作者紹介。

文章を書いている、キム フォップス オーカソンさんは、
1958年デンマーク・コペンハーゲン生まれ。
子どもに関わる様々な職業を経験したのち、
作家、漫画家、イラストレーターとして注目されます。
デンマークでは現在、映画の脚本家としても活躍中です。

絵を描かれている、エヴァ エリクソンさんは、
1949年スウェーデンに生まれ。
国立美術学校で学び、
日本でも人気のイラストレーターでもあり絵本作家でもあります。

日本語訳されているもので、「パパが宇宙をみせてくれた
みどりの谷のネズミしょうぼうたい」「パパはジョニーっていうんだ
ちいさないえが ありました (世界の絵本コレクション)」などがあります。

ママときかんぼぼうや (1981年) (ヨーロッパ創作絵本シリーズ)」のさし絵で
エルサ・ベスコフ賞を受賞されています。


さて、今日のおはなしの主人公は「エリック」というおとこのこ。
エリックは、大好きなおじいちゃん死んでしまって、
かなしくて、いっぱいいっぱい泣きました。

ママは「じいじは、天国にいくのよ」と教えてくれて、
パパはじいじは、「土になるんだよ」と教えてくれました。

どっちもエリックにには、ぴんときません。

その夜、死んだはずのじいじがエリックの部屋のタンスの上に座って、
くらやみをぼんやりとみつめていました。

なにしているの?しんだんじゃなかったの?」と、
死んだ筈のじいじを見ても、エリックはとても冷静。
わしも、そうおもおうんだが」と、
おじいちゃん(笑)本人は,自分が死んだ事を分かったいたようですね。
それからふたりの…ちょっとおかしな会話と続きます。

まずは、前に読んだ「おばけの本」を思い出して、
ふたりはじいじが
ほんとうにおばけになったかどうかを試してみたりもします。
そして、かべをするりと通り抜けるじいじを見て、
エリックのひとことが、無邪気で笑っちゃいます。

やっぱり、おばけだ。
 じいじ、おもしろいことになったね!


それから、じいじとエリックは「おばけの本」に書かれていた、
この世にわすれものがあると、人はおばけになる
と言うのを書いてあるのを見付けて、
じいじとエリックが、じいじの「わすれもの」を探すことにします。

けれど、なかなか見つからない、じいじの「わすれもの」
何日もかけて、じいじとエリックは探します。
そして、やっと見付けたじいじの「わすれもの」は…。

この絵本
子供から、めちゃめちゃ近いところに、
きるじゃなくて、ってことをおいた、
ちょっと新しいかも!と思った作品でした。

3年前にわたしの父が他界した時に、娘はまだ3歳。
目の前で死と言うものを体験したのにもかかわらず、
子供は目の前で特別なことが起こっているような感じではなく、
笑って遊んだりしている姿が印象的です。

しっかりとしなければいけない大人の方が、
ちょっと取り乱したり、
しくしくと泣いていたり…。
娘はジジが死んだのは完全に理解はしていましたが、
大人に狼狽えることはありませんでした。

子供にとっては、
死は大人ほど特別なことではないようですね。

インドのバラナシ(ヴァラナシ)へ滞在している時に、
ガンジス川のほとりの火葬へと足を運んだ時の事を思いだしました。
亡骸が火葬されて灰になった後は、
その灰をガンジス川に流します。
その周りでは、沐浴はもとより、洗濯もするし、顔を洗ったり、歯を磨いたり。
沐浴と言うよりも、水泳水遊び?
てな感じで、子供から大人までわいわい遊んでいます。
でも、隣では死体が焼かれています。

インド人にも、死と生はそれほどかけ離れたものではないようですね。

死が特別なことになるのは、いつからなのでしょう…。
きっと、死ぬのが怖くなった瞬間からかも知れないなぁ…。
などと、思ってみたりしました。

題材が死なのですが、
ユーモアもたっぷりで、
人を惹き付ける魅力に長けている作品なので、
娘のリピートおねだりが多い絵本の中の一冊です。

最後の方では、大人は目頭がジーンとしてしまうシーンがあるのですが、
それも魅力のひとつでもあるようですね☆

うちの娘は6歳になってから読み聞かせました。

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