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今日の絵本 no.66

うるわしのセモリナ・セモリナス―小麦粉うまれの王子さまうるわしのセモリナ・セモリナス―小麦粉うまれの王子さま
(2000/11)
アンソニー・L. マンナジゼル ポター

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今日のご紹介する絵本は、

アンソニー・L. マンナさん&クリストドウラ・ミタキドウ・作
ジゼル・ポターさん・絵 の

うるわしのセモリナ・セモリナスさま

になります。

作者のアンソニー・L. マンナさんは、
ギリシャで児童劇やストーリーテリングなど、活躍されている俳優さん。
また、トルコ・イスタンブールの女子大や
ギリシャのアリストテレス大学で教鞭をとり、
現在は自宅に近いオハイオ州ケント大学で教えています。
本書がはじめての児童書(絵本)なります。

同じく、作者のクリストドウラ・ミタキドウさんは、ギリシャ北部出身。
物語の話聞かせが習慣になっている家庭で育ちます。
現在は、ギリシャのテッサロニキで暮らし、アリストテレス大学で教えています。

絵を描かれているジゼル・ポターさんは、
家族が経営する人形劇団とともに、
ヨーロッパを巡業しながら子供時代を過ごされます。
ロードアイランド・デザイン学校を卒業後、ローマとパリで美術を学ばれます。
現在は、ニューヨークのブルックリンで創作活動を行っているそうです。
本書が彼女のデビュー作の絵本となります。



さて、今日のおはなしの主人公は、ギリシャの国にいた王女アレティ姫
いつかわからない、いつか。アレティ姫は、その国にいました。

アレティ姫に星の数ほどの男の人が、プロポーズをしましたが、
どの人も、どうしてもすきにはなれませんでした。
そこで、アレティ姫は思いついたのです

そうだ。自分でこいびとをつくれば、いいのよね!

…。つくる?って?
ちょっぴり、あまりにも突飛な展開に驚かされるのですが、
アレティ姫は、本当に自分の恋人を自分で作ってしまいます。
それも、お菓子の作りのような材料で…。

アーモンド1キロ。さとう1キロ。セモリナ粉1キロ

ぜんぶまぜて、よくよくこね、男のひとのかたちにしました。
それから、40日と40夜、神さまにいのりつづけました

どうか、ほんものの男の人に、してください

すると、40日がたった朝、神さまは男の人にいのちをくださいました。

アレティ姫は、この人を セモリナ・セモリナスさま と名前をつけます。
セモリナ・セモリナスさまは、
ふつうの男の人の5ばいうつくしく
10ばいやさしい人だったそうです。

セモリナ・セモリナスさまの名は世界に知れわたり、
はるか遠くの国の王女がその名を聞きつけ、
黄金の船をつくり、アレティ姫の国へと向かいます。
そこで、

人より5ばいもきれいで、
 10ばいもやさしい男をみつけたら、
 ただちにとらえて、わらわのもとにつれてきやれ


と、王女はけらいにめいれし、
セモリナ・セモリナスさまは船に閉じ込められ、つれさられてしまいます。

アレティ姫は、それとは知らず、
セモリナ・セモリナスさまがかえるのを、ひたすらまちます。
そして、セモリナ・セモリナスさまが連れ去られた事を知り、
アレティ姫は、セモリナ・セモリナスさまを見つけ出すためににでます。

世界の果てで、月の親子に出会い、
「こまったときには、これをわりなさい」
と、言って別れ際にアーモンドをひとつもらい、

道なき道を進み、お日さまの親子に出会い、
「こまったときには、これをわりなさい」
と、言って別れ際にクルミをひとつもらい、

また道なき道を、ぐんぐん進み、星の家族に出会います。
そこでやっと、星のきょうだいの中のいちばん小さい星が、
セモリナ・セモリナスさまのことを「みたよ」と教えてくれます。
「こまったときには、これをわりなさい」
と、言って別れ際にはしばみの実をひとつもらいます。

そして、セモリナ・セモリナスさまの所在を知ったアレティ姫は
いよいよ彼を助ける為に、
いちばん小さな星から聞いた場所へと向かいます。

アレティ姫はセモリナ・セモリナスさまを見付けますが,
あまりにも貧しい姿に近づく事もできません。
そこで、こまった時に使える木の実を3つ使って、
セモリナ・セモリナスさまを助け出そうとするのですが…。


この物語はギリシャ民話を元に構成されていて、
とても純粋な姫の物語でもあり、
一途な気持ちの愛とは、人を突き動かす強い原動力になるのだと教えてくれます。

またさすが、題材が語り継がれた民話であるだけに、奥が深く、
すっかり、愛だ恋だと言うことからかけ離れた人生を歩んでいる私にも、
夢を叶える為には、自分を信じ道なき道を進む事が大切
そうする事によって、必ず道は開け、夢は叶うという、
素晴らしい人生の歩み方…(少々大袈裟ですが…)(笑)
そんなヒントをこの絵本からいただいたような気がします。

大人の私から見ると、
ジゼル・ポターの絵は、とても愛らしく可愛らしいのですが、
娘ははじめ、独特な色使いや絵の感じが淋しいせいか、
怖いお話だと思っていたようです。

けれど娘は、アレティ姫が大きなボールの中に材料を入れ、
大きなスプーンでかき混ぜているシーンや、
その大きなボールから、
ひょっこりとセモリナ・セモリナスさまが出てくるシーンを見て、
物語の面白さにすぐに魅了されたようです。

最近では、読み聞かせのリピート回数が最も多い絵本です。

娘が6歳になるころに読み聞かせました。



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