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今日の絵本 no.64

ヘンゼルとグレーテル

ヘンゼルとグレーテル (大型絵本)
(1985/01)
グリム バーナディット・ワッツ

今日ご紹介する絵本は、グリム・作 バーナディット・ワッツさん・絵の

ヘンゼルとグレーテル 」になります。

絵を描いていらっしゃるバーナディット・ワッツさんは、
1942年5月13日イギリス中部のノーザンプトンに生まれ。
父親は建築を学び、母親は美術を学ばれています。
子供時代はヨークシャー地方やケント地方で過ごされます。

彼女は「ピーターラビット」シリーズで有名な
ビアトリクス・ポター(ミス・ポター)の影響を受け、
4才で最初の絵本を制作。

後にケント州メイドストーンの美術学校で学び、
絵本作家ブライアン・ワイルドスミスに師事されます。

卒業後、ロンドンに数年滞在し、絵本の仕事でヨーロッパ各地や
1969年には南アフリカに3ヶ月もの間滞在されます。

1968年制作の「赤ずきん 」が翌年ドイツの最優秀児童図書に選考され、
1968年、ボローニャ国際児童図書展グラフィック賞を受賞します。

こうさぎジャック しっぽはどこ?』『おやゆび姫』『雪の女王』など、
グリム童話やアンデルセン童話の挿絵、創作絵本など多く手がけ、
2001年には日本のコマーシャルにも絵を提供されています。
イギリスを代表する女流絵本作家のおひとりです。


さて、本日のお話は、森の中に住んでいる木こりを父に持つ、
兄妹「ヘンゼル」と「グレーテル」が主人公。
あるとき、国に大飢饉がおこり、
貧しい木こりの家族は食べる物もありません。
そこで、継母(ままはは)が兄妹二人を森の中に捨ててくる相談を
木こりに持ちかけます。

木こりははじめは拒みますが、
継母の力の方が上手だったようで、
ヘンゼルとグレーテルは森の中に捨てられてしまいます。

計画を知っていたヘンゼルとグレーテルは、
予め用意していた、光り輝く石を頼りに家へと帰ります。
けれど、それを怒った継母は、
もう一度、兄妹を森に捨てに出かけます。
そして、道々に落として来たパンの屑を頼りに家に戻ろうとしますが、
パンは鳥達に食べられてしまい,
彼らは家路を失ってしまうのです。

そんな中、お菓子の家を発見します。
二人はその家を食べだします。
すると、なかから老婆が出て来て、やさしく二人を家の中に招いてくれます。
しかし、それは…悪い魔法使いだったのです。
魔法使いは、二人をおびき寄せる為に、
お菓子の家を作っていたのです…。

捕まってしまった哀れな兄妹のヘンゼルとグレーテル。
ヘンゼルは狭い小屋に閉じ込められて、
一番上等の料理を与えられ、油がのったところで、食べらてしまう運命。
グレーテルは魔女にこき使われ、
一番最低なカニの殻ばかり食べさせられます。

そして、いよいよヘンゼルがパンや木釜の中で焼かれてしまう日が来ます。
魔女に食べられてしまう前に…。
グレーテルは勇敢な行動で、魔女をやっつけて、ヘンゼルを助けだします。

この童話は、私が幼少の頃に、
一生懸命に読んでいたグリム童話集に入っていて、
とても大好きで、何度も読んでいた記憶があります。

森の中に入って行くと、
屋根はクッキー。
ドアや窓もフレームもクッキーで、
キャンディーや美味しそうな
ホイップクリームでデコレーションされていた家を見て、
本気でお菓子の家に憧れていました(笑)

面白い事に、この童話の内容は、
あまりにもお菓子の家が鮮烈だったようで、
前後の物語をほとんど覚えていませんでした。
娘に読みながら、こんな残酷なお話だったんだ…。
と、ちょっと新鮮な気持ちで、
ヘンゼルとグレーテルを堪能させていただきました。

娘ははじめて聞く「継母」と言う言葉に興味があったようで、

継母って、なに?」と、

直ぐに質問をしてきました。

言葉の響きといい、あまり良い印象ではなかったようです。
面白いもので、言葉の意味の分からない子供にも、
そんなインスピレーションで、言葉の意味を察知するようです。

バーナディット・ワッツさんの絵が場面場面の空気をよく表現されていて、
貧しい木こりの家で、
継母が木こりに兄妹二人を森に捨ててくる話をしているシーンでは、
その事を、じっと息をこらえて聞いている兄妹の息づかいや、
暖炉で炊かれた薪の燃える音が聞こえてきそうだったり。

二人が捨てられた夜の森の中の不気味な静けさと、二人の恐怖感。
月明かりの中の森の青さは絶品です。

イギリスを代表する絵本作家とうなずける作品だと思います。

うちの子は、6歳になる頃に読み聞かせました。





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