絵本のある暮らし**絵本のある☆小さなしあわせ

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今日の絵本 no.97


アンジェロアンジェロ
(2006/05)
デビッド マコーレイ

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☆あらすじ☆

壁ぬり職人「アンジェロ」
彼の仕事は、ひび割れを見つけて直し、
建物のでっぱりにたまった木の枝やハトの羽を払い落としてからはじまる。

アンジェロは仕事に一生をささげて来ました。
わずかな道具と腕一本で、
でこぼこの壁も滑らかにし、
古びた彫刻に命を吹き込む。
それがアンジェロの仕事。

そんな仕事をするアンジェロは教会のでっぱりに
息もたえだえのハトがいる古い巣を見付けます。
彼は動かないハトを仕方なくそのままにして仕事をすることにします。

アンジェロは弱ったハトを帽子の中に入れて家に向い、
途中でハトを捨てようと思っていたものの、
結局、家に連れて帰り、手当をしてあげます。

「しょうがない。ひとばんだけ、テラスにおいてやろう」

けれど、屋根にツメをとぐ猫に気が付いたアンジェロは、
ハトをあわてて部屋に入れます。

「なんてこった!おれがなおすのは壁なんだ。
 ハトじゃない」

そんなことをぶつぶつ言っていたアンジェロ。
けれど、それからいつの間にか、
時間をおしまずにハトの手当にうちこむようになり、
それからハトとの生活が始まります。

仕事も一緒。
休みの日にドライブをして大きな松の木のある遺跡に行くのも一緒。
アンジェロが疲れると、ハトはアンジェロを励ましたりもしてくれます。

アンジェロとハトはいつも寄り添い、
月日は流れ仕事が完成しましたが、
なぜか、浮かない様子のアンジェロ。

アンジェロには本当に完成させなかればいけない仕事があったのです…。

心やさしい職人気質のお爺さんと、
とても賢いハトとの
じんと胸を熱くさせてくれる物語です。

☆作者紹介☆

作者、デビッド・マコーレイさんは、
1946年12月2日 イギリス生まれ。
11歳の時に家族と共にアメリカのニュージャージー州に渡り、
1973年に最初の作品「カテドラル」でコルデット賞銀賞受賞。
1991念には「Black and White 」でコルデット賞金賞受賞。

主な作品に「都市」「キャッスル」「道具と機械の本」などがあります。

公式サイト David Macaulay 


☆☆☆☆

何かを見上げているお爺さんとハトだけが描かれている
とても簡素な表紙。
けれど、中身を見てみると、
イタリアの町並みを思い出させるさせる密集したオレンジ色の瓦屋根の住居や
ラフなタッチなのに、質感が伝わってくるようなデッサン。
さすが、デビッド・マコーレイの作品です。

お話はとても静かに時が流れて行きます。
出てくる登場人物は、アンジェロとハト(シルビア)だけ。
アンジェロの仕事一筋の人生が、この絵本の時を刻みます。
彼の全ては古びた教会や彫刻をなおすこと。
彼はその仕事に誇りを持って、生きています。
とっても素敵なお爺さん☆

休みの日に遺跡までドライブをして、
そこでアンジェロが昼寝をしています。
寝ているアンジェの傍らにある白いナプキンの上には、
赤ワインと飲みかけのワインが注がれているワイングラス。
パンにチーズや果物。
きっと、心地よい静かな休日の午後を堪能したんでしょうね。
昼からワインを呑んで、
遺跡から湧き出てくる遠い昔の残像を楽しんでみる、
そんな休日を過ごしてみたいものです。
きっと、幸福な気持ちでいっぱいになりそう。

アンジェロとハト(サルビア)と過ごした人生。
アンジェロのハト(サルビア)がお互いを思いやる気持ちのやさしさ。
「男だったらそんな人生…いいかも…」

読む度に、この絵本の深さを感じさせられ、
静かに…じ~んと心にしみる素敵な絵本です。

うちの子は、3歳になってから読み聞かせました。

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