絵本のある暮らし**絵本のある☆小さなしあわせ

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今日の絵本 no.99


おふろおふろ
(2007/03)
出久根 育

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☆あらすじ☆

主人公のぼく。
お風呂に入る前から、何か嫌な予感?
ひとりでお風呂にはいるのって、どきどきしている。

え?

お風呂に入ると
「こんばんは、おまちしていました」
と、赤いネクタイで赤のシマシマのキャップを被った男の人が
お風呂に入って待っていました。

何やら資料を見ながら男の人は言います。
「あなたの よていは40ぷんです」と…
そう言って男はお風呂の中に沈んで行ってしまいます。

それは、これからぼくがお風呂の中でのびっくり体験の序曲だったのです。

それからぼくは、お風呂ジャングルを体験したり、
見知らぬ探検家に捕まってみたり、
のっぺりがおの真っ白な奴に助けられたりと、
つぎつぎに起こる、不思議なことの渦に巻き込まれて行きます。

スピード感満載のお風呂での摩訶不思議なおなはしです。

☆作者紹介☆

作・絵 出久根 育 (でくね いく)・挿絵画家、銅版画家

1969年東京都生まれ。武蔵野美術大学造形学部版画卒業。
1996年「おふろ」でデビュー。
1998年グリム童話をテーマにしたエッチング作品でボローニャ国際絵本原画展入選。
2003年「あめふらし」で第19回BIB(ブラティスラヴァ世界絵本原画展)グランプリ受賞。
2006年「マーシャと白い鳥」で第11回日本絵本大賞受賞。

2002年よりチェコプラハ在住

主な絵本作品に「はるさんがきた」「ペンキや」「ワニ
挿絵・挿画作品に「穴 HOLES (ユースセレクション)」「わたしたちの帽子
おかしな兄弟たち (グリム・コレクション (3))」など多数。

HP プラハのお散歩便り 出久根 育さんの日常が綴られています☆

☆☆☆☆

3歳の娘が図書館の棚からひょいっと引き抜いた一冊の絵本
ママ!これかりて!
差し出された絵本の表紙をみて、ふたりとも顔を合わせてにんまり。
表紙を見ただけで、面白そうなのがわかるようになってきた娘の成長に感激。

お風呂のなかの絵本は、
狭い一室での話なのに、想像力をかき立てられるので面白い。
しかも、この絵本は、広がりかたのスケールが大きい(笑)思わず…

「マジ?」

そんな言葉が出て来そうな展開がどんどん広がっていきます。
しかも、スピード感があるのも面白さを一層引き立てていきます。

出久根 育さんの絵も面白く、
主人公のぼくがお風呂に入る前のシーンで、
お風呂でなにかが起こりそう…
そんな緊張感が、お風呂場の扉までの距離感、妙に小綺麗な脱衣所から伝わってきます。

お風呂に入ると、
赤のシマシマの帽子(水泳帽?)ゴーグル?をかけ赤いネクタイにスーツ姿…
といった不思議な出で立ちの男が待っていたり、
展開がちょっとシュールで面白い。

しかも、ひとつの展開が終わっても、
次に第二話的にお話が続くのも魅力的です。

子ども達は、こういう奇想天外なおはなしが大好きなので、
我が家では何度も図書館から借りています。

勝手に男の作家さんっぽい絵本だぁ~と思っていたのですが、
調べてみたら、女性だったようで…。
女性でもこんな楽しい妄想ができるんだ…と感心しちゃいました☆

我が家では3歳ごろに読み聞かせました。





































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今日の絵本 no.98


こうしてぼくは海賊になった (児童図書館・絵本の部屋)こうしてぼくは海賊になった (児童図書館・絵本の部屋)
(2006/08)
メリンダ ロング     デイヴィッド・シャノン

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☆あらすじ☆

ジェイコブは海賊のことをよく知っている。

彼が海岸で砂遊びをしていたら、
海賊船がやって来て、海賊達は岸までやってきた。
ジェイコブは穴堀名人として、
海賊の頭アマヒゲと手下にさらわれて海賊船に乗り込むことになってしまった。

ママやパパは忙しそうだったし、
明日のサッカーの練習までにでに帰ってこれれば大丈夫。

こうして、ジェイコブは海賊になった。

アミヒゲ船長は、金貨や宝石がいっぱいつまった宝箱を見せてくれた。
宝物の安全な隠し場所をさがして、さあ出発!

ジェイコブは海賊でいることを楽しみます。
汚い言葉も…行儀の悪い食べ方も…やりたい放題!
だれも、海賊にはお説教などしないし、
ありがとうもなければ、すみませんだってない自由な世界の海賊たち。

海賊は、やりたくないことは、ぜったいにやらない!
…デッキ磨きいがいは…。

ジェイコブは永久に海賊でいたい…。

彼は心底海賊であることを楽しんだのですが、
しばらくすると、海賊たちがやらないことで、
ジェイコブには喜ばしくないことも出て来てしまいます。

なんとなく…居心地が悪くなったジェイコブ。

そんな中、海賊船が嵐にあってしまい、
海賊たちは宝の隠し場所をどうしようか困っていたとき、
ジェイコブは、宝物を埋めるのに最高の場所を思いつくのでした。


☆作者紹介☆

作 メリンダ・ロング

アメリカの絵本作家。学校の教師。ファーマン・ユニバーシティ卒業。
現在、家族と共にサウス・カロライナのグリーンヴィル在住。
子どもの頃、海賊ごっこをしては、裏庭に宝物の箱を埋めた体験が、
本書を生み出すもととなっているそう。

絵 デイヴィッド・シャノン

デイビッド シャノンさんは、1959年アメリカワシントン州生まれ。
ただ今、ロサンゼルス在住。

イラストレーターで活躍した後に、絵本の作家に。
1999年コールデコット賞オナー(次点)『だめよ、デイビッド!』
全米図書館協会優秀図書賞、
2002年 第7回 日本絵本賞 読者賞(山田養蜂場賞)を受賞しています。

主な作品に「デイビッドがっこうへいく」「デイビッドがやっちゃった!
あめふりのおおさわぎ」「いいこだ、ファーガス! 」「ようせいアリス 」など多数あります。


☆☆☆

今日の絵本は、男の子でも女の子でも楽しめる
とっても面白い海賊の話です。

子どもたちはにとって、
海賊は怖くて危険な人たちイメージだったかも知れませんが、
この絵本に出てくる海賊は、
海賊の頭のアミヒゲ船長以外の手下たちは、
ちょっと面白い子どものような大人たち。

やりたくないことはしなくていいし、
しないからって、誰にも怒られない!

子どもにとってはまさに夢の世界☆

でも、この絵本では、やってはいけないことをするのは楽しいことだけど、
楽しいことばかりとはかぎらないのよ…。

食べたら歯を磨いたら虫歯にならないし…。
寝る前にパジャマに着替えたらすっきりするし。

ね、ママの言った通りでしょ(笑)

絵本を読み終わったら、そんな会話ができる楽しい一冊です。
うちの子は3歳のときに読み聞かせました☆

*メリンダ・ロング*


*デイビッド シャノン*









今日の絵本 no.97


アンジェロアンジェロ
(2006/05)
デビッド マコーレイ

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☆あらすじ☆

壁ぬり職人「アンジェロ」
彼の仕事は、ひび割れを見つけて直し、
建物のでっぱりにたまった木の枝やハトの羽を払い落としてからはじまる。

アンジェロは仕事に一生をささげて来ました。
わずかな道具と腕一本で、
でこぼこの壁も滑らかにし、
古びた彫刻に命を吹き込む。
それがアンジェロの仕事。

そんな仕事をするアンジェロは教会のでっぱりに
息もたえだえのハトがいる古い巣を見付けます。
彼は動かないハトを仕方なくそのままにして仕事をすることにします。

アンジェロは弱ったハトを帽子の中に入れて家に向い、
途中でハトを捨てようと思っていたものの、
結局、家に連れて帰り、手当をしてあげます。

「しょうがない。ひとばんだけ、テラスにおいてやろう」

けれど、屋根にツメをとぐ猫に気が付いたアンジェロは、
ハトをあわてて部屋に入れます。

「なんてこった!おれがなおすのは壁なんだ。
 ハトじゃない」

そんなことをぶつぶつ言っていたアンジェロ。
けれど、それからいつの間にか、
時間をおしまずにハトの手当にうちこむようになり、
それからハトとの生活が始まります。

仕事も一緒。
休みの日にドライブをして大きな松の木のある遺跡に行くのも一緒。
アンジェロが疲れると、ハトはアンジェロを励ましたりもしてくれます。

アンジェロとハトはいつも寄り添い、
月日は流れ仕事が完成しましたが、
なぜか、浮かない様子のアンジェロ。

アンジェロには本当に完成させなかればいけない仕事があったのです…。

心やさしい職人気質のお爺さんと、
とても賢いハトとの
じんと胸を熱くさせてくれる物語です。

☆作者紹介☆

作者、デビッド・マコーレイさんは、
1946年12月2日 イギリス生まれ。
11歳の時に家族と共にアメリカのニュージャージー州に渡り、
1973年に最初の作品「カテドラル」でコルデット賞銀賞受賞。
1991念には「Black and White 」でコルデット賞金賞受賞。

主な作品に「都市」「キャッスル」「道具と機械の本」などがあります。

公式サイト David Macaulay 


☆☆☆☆

何かを見上げているお爺さんとハトだけが描かれている
とても簡素な表紙。
けれど、中身を見てみると、
イタリアの町並みを思い出させるさせる密集したオレンジ色の瓦屋根の住居や
ラフなタッチなのに、質感が伝わってくるようなデッサン。
さすが、デビッド・マコーレイの作品です。

お話はとても静かに時が流れて行きます。
出てくる登場人物は、アンジェロとハト(シルビア)だけ。
アンジェロの仕事一筋の人生が、この絵本の時を刻みます。
彼の全ては古びた教会や彫刻をなおすこと。
彼はその仕事に誇りを持って、生きています。
とっても素敵なお爺さん☆

休みの日に遺跡までドライブをして、
そこでアンジェロが昼寝をしています。
寝ているアンジェの傍らにある白いナプキンの上には、
赤ワインと飲みかけのワインが注がれているワイングラス。
パンにチーズや果物。
きっと、心地よい静かな休日の午後を堪能したんでしょうね。
昼からワインを呑んで、
遺跡から湧き出てくる遠い昔の残像を楽しんでみる、
そんな休日を過ごしてみたいものです。
きっと、幸福な気持ちでいっぱいになりそう。

アンジェロとハト(サルビア)と過ごした人生。
アンジェロのハト(サルビア)がお互いを思いやる気持ちのやさしさ。
「男だったらそんな人生…いいかも…」

読む度に、この絵本の深さを感じさせられ、
静かに…じ~んと心にしみる素敵な絵本です。

うちの子は、3歳になってから読み聞かせました。

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今日の絵本 no.96


IMG_1214.jpg
魔女たちのハロウィーン
魔女たちのハロウィーン
(1993/10)
エイドリアン アダムズ

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☆あらすじ☆

暗くなってきた森の中で魔女たちが目覚めました。
魔女たちは今年のハローウィーンのことで話し合いします。

人間が森の近くに住むようになってから、
何をするのにも難しくなってきたと…魔女たち。

「でも、こどもたちは ちがうわ」
「それなら、ハローウィーンのよる、
 こどもたちを よびましょう。
 ほんものの 魔女パーティーをひらいて。」

こうして、
魔女の本物のパーティーを開く準備に取りかかります.

ハローウィーン当日、
子供達は仮装をして、
気味悪がる子や、
楽しんでいる子や、
みんながそれぞれの思いを胸に、
ドキドキワクワクしながら、
招待された場所へと向います。

そこには、やさしそうなワンダ魔女たちが待ちうけていました。
子供達の為に、
コウモリキャンディ。
ヒキガエルのタルト。
トカゲのイボ入りスープなどのご馳走も用意されていて、

「こんなに おいしいもばかりたべたの はじめて!」と絶賛してみたり。

みんなでかぼちゃで作った塔の中の木の枝を登ってみると、

「もう何日も登っていみたいで、すごいや!」とと興奮してみたり。

子供達は多いに楽しみ、
最後に、メインイベントのコウモリハングライダーに乗ります。

「もっととべ!もっととべ!」

そう願うことで、魔女達のように魔法が使えるってことを教わり、
子供達は大満足して、
招待してくれた魔女にこう言います。

「百まんかいの、百まんかいも、ありがとう!」

魔女達と子供たちの
心暖まる友情が芽生えた、
素敵なハローウィーンの夜のお話です☆


☆作者紹介☆

作者・エイドリアン・アダムズ(Adrienne Adams)さんは、
1906年アメリカのアーカンソー州生まれ。
オクラホマ州で育ち、ステファンズ大学とミズリー大学で学びます。
オクラホマで教職を経てから、
ニューヨークでテキスタル・デザインや
ウィンドウ・ディスプレーなどを手掛けながら、
絵本を描きはじめます。

主な作品に、
「魔女たちのクリスマス」「こうさぎたちのクリスマス
魔女たちのあさ 」「ぼくたちとたいよう 」などがあります。
                        (本より抜粋)
***
 ハロウィーンヨーロッパを起源とする民族行事で
 カトリックの諸聖人の日(万聖節)の前晩(10月31日)に行われる。
 諸聖人の日の旧称"All Hallows"のeve(前夜祭)であることから、
 Halloweenと呼ばれるようになった。
 ケルト人の行う収穫感謝祭が、
 カトリックを信仰する他民族にも受入れられたものとされている。
 ケルト人の1年の終りは10月31日で、この夜は死者の霊が家族を訪ねたり、
 精霊や魔女が出てくると信じられていた。
 これらから身を守るために仮面を被り、魔除けの焚き火を焚いていた。 
                        ( Wikipediaより抜粋)


☆☆☆
日本ではハロウィーンのイベントも色々な所でやるようになり、
耳にしたことはあるイベントとなって来ましたよね。
東京ディズニーランドでも、ハロウィーンのイベント開催中です。

キリスト教系の行事と言ったこともあって、
日本では一般的には根付いてはいない行事でもありますが、
世界中では、この日本当に仮装をした子が、

「トリック・オア・トリート(Trick or Treat)」

と言って、ドアのチャイムを鳴らします。

昔、ハロウィーンの時季にNY に居た時に、
ドアのチャイムが鳴ったので外を見ると、
カワイイ仮装をした女の子がママと一緒にてやって来たことがあって、
キャンディが無かったので、
50セント硬貨を籠に入れてあげたことがあります。
仮装している女の子、ほんと楽しそうだったのを思い出します。

昔、わたしの故郷の北海道でも、
七夕の夜(8月7日)
子供たちが浴衣を着て提灯片手に列をなして

「ろうそくだ~せ!だ~せよ!ださぬとひっかくぞ~!♪」

と歌いながら、ご近所を中を訪問して歩き、
お菓子屋やキャンディ、蝋燭やお小遣いなんかを貰ったりしたものです。
仮装はしないものの、
近隣のお宅を訪問して、
お菓子なんか貰ったりするのは、かなり似ているのが面白いです。

この絵本は、やさしい魔女と素直な子供たちのお話で、
人を騙したり、呪いをかけたりする怖いイメージの魔女とは違って、
子供のことを思い、
子供を喜ばせる為に尽くす魔女の姿が、
とても素敵な女性像です。

こんな人を楽しませてくれる魔女なら、
我が家の子供たちも遊びに行かせたいものです。

うちの子は、3歳の頃から読み聞かせました。




今日の絵本 no.81

バロチェとくまのスノウト (世界の絵本)バロチェとくまのスノウト (世界の絵本)
(2008/06)
イヴォンヌ ヤハテンベルフ

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今日ご紹介する絵本は、イヴォンヌ・ヤハテンベルフ・作の
バロチェとくまのスノウト 」になります。

まずは、作者紹介。
イヴォンヌ・ヤハテンベルフ(Yvonne Jagtenberg)さんは、
1967年オランダ・ティルブルフ生まれ。
アルネムの芸術学校を卒業。
2001年「とくべつないちにち 」を
2002年「ぼくの ウサギ」を発表。
オランダ国内での数々の賞を受けてます。
絵本の他に、子供用の家具やテキスタルデザインも手がけているようです。

バロチェの公式サイトはこちら
日本語で紹介されているページもあります。
また、バロチェのぬりえをダウンロード出来るので、
覗いてみてくださいね☆


さて、今日の絵本の主人公は、
カワイイ真っ赤な髪の毛の「バロチェ」
彼女はたくさんのくまのぬいぐるみを持っています。
それは、いろいろな人からプレゼントされたものです。
どうやら、バロチェはどんどん増えて行くくまのぬいぐるみに
ちょっと困ってしまっています。
なぜなら、バロチェはみんなを思うあまり、
自分のベットで寝かせてあげてしまうので、
自分の寝場所がありません。

ある日バロチェは、いつも旅をしているおばさんから
遠くの国から来た、くまのぬいぐるみをプレゼントされます。
名前は「スノウト」
バロチェはくまを見つめ、思います。

「このこ 大好きだわ。あたしの ベットに ねかせてあげよう」

けれど、帰ってみると、ベットはすでに満員。
ぎゅうぎゅう。

バロチェはくまたちを他の誰かのベットで寝かせてはもらえないかと尋ね歩きます。
ママのところや、ベンおじさんのところや、おばあちゃんのところに…。
けれど、バロチェのくまを自分のベットで寝かせてくれる人はいません。

くまたちにベットを譲って、床で寝ながら
困ったバロチェは考えます。

「スノウトも みんなも、ぎゅうぎゅうの ままで いい?
 それとも、 どこか いきたい ところは ない?」と…。

そして、どういやらバロチェは名案が浮かんだようです。
バロチェは次の日に、誕生日のベンおじさんのところに行って、
とっておきのプレゼントをします。

「このこ おじさんの ところに いたいんだって!」

ベンおじさんは、自分の持っていたくまを懐かしがります。

そして、
バロチェは体の調子を崩したおばあちゃんの所に行って、

「このこ おばあやんの そばに いたいんだって!」

と、もう一匹大きなくまを。はやくよくなってねと、言ってプレゼントします。

そんなこんなで、バロチェのベットはいつしかスペースが出来て、
バロチェはお気に入りのくまと一緒に寝る事ができます。

さてさて…そのくまは…いったいだれだったのでしょう。


この絵本、表紙のピンクと、カワイイバロチェに惹かれて、
中身も見ずに図書館から借りてきた一冊です。
私はヨーロッパの人たちの中の、色彩感覚が大好きで、
どこの国の作品かも知らずに、何気なく借りて来た一冊でしたが、
思った通り、絶妙な色彩バランスが素敵な一冊でした。

バロチェや登場人物の飛び出たような目が印象的な作品で、
始めは、見えないはずの場所に目がある。
まさしく、ピカソ!的な構図だったりするのですが、
見慣れてくると、なんてことはない。
綺麗で清楚なおばさんに見えて来たり(笑)
なんだか、イヴォンヌマジックのようです。

また、作者の生真面目で誠実さが伝わる、直線の美しさ。
これも、絵本としては珍しく面白い構図を描いているのも好きでした。
直線は部屋の内部を想像させるてくれて、
おばさんの部屋の窓から見える一本の木の、
陰によっての遠近感が、この庭の広さと上手く表現していたり、
ママとパパのベットの広さも、直線によって上手く表現されていたり。

物語に至っては、自分のベットにぬいぐるみを寝かているから、
自分は床でしか寝られない。
そんな、純粋な子供らしい、溢れる愛情を表現しているのもとても気に入りました。

わたしの娘も、こんなバロチェのように愛情深い、
譲ることが自然に出来る子に育って欲しいなと思いました。

うちの子は、2歳になる頃に読み聞かせましたが、
内容的には、3歳くらいから読み聞かせをしてあげると良いかと思います。

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